新・地殻　第3号

タイトル	耐水研磨紙で研磨片を作製するための冶具の開発（p.1-4）
著者	伊藤嘉紀, 阿部道彰, 大山次男, 大和田朗* * 東北大学大学院理学研究科地学専攻技術室 ** 国研) 産業技術総合研究所地質調査総合センター地質情報基盤センター
要旨	大和田らが技術開発した乾式研磨法は薄片，研磨片を作製する技術者に大きな衝撃を与えた．今まで作製が困難とされていた試料の薄片，研磨薄片，研磨片が次々に作製されている. しかし，その技術の習得は難しく時間を要する．今回，乾式研磨法の利点を最大限に活用し，誰でも容易に研磨片の作製を可能とする研磨冶具を開発した.基盤センター
キーワード	乾式研磨，耐水研磨紙，研磨冶具
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タイトル	紫外線硬化性エポキシ樹脂を用いた薄片作製（p.5-7）
著者	平林恵理, 大和田朗, 佐藤卓見, 福田和幸国研) 産業技術総合研究所地質調査総合センター地質情報基盤センター
要旨	紫外線硬化性エポキシ樹脂ThreeBond 3121D（株式会社スリーボンド）を用い，岩石試料とスライドガラスおよびカバーガラス接着における使用について検討を行った．ThreeBond 3121D は試料の二次切断および研磨に対して耐久性があり，スライドガラス接着に有効な樹脂であることが分かった．また粘性が低いため、試料接着時の気泡を除去し易く，中型サイズ（スライドガラスの大きさ：78H × 55W）の薄片作製においても容易に接着ができることが確かめられた．加えて，試料表面上の乾燥のみで接着が可能であったことから，作製時間の短縮も期待できる画期的な樹脂である．
キーワード	光硬化型樹脂，薄片作製，エポキシ樹脂，紫外線
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タイトル	第59 回日本薄片研磨片技術研究会開催報告（p.8-9）
著者	高谷真樹, 野村秀彦, 中村晃輔, 佐々木克久* 京都大学大学院理学研究科 *第59回技術討論会実行委員
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